30分で決めたイギリス旅行記。犬界の貴族を追って。

こんにちは、三井です。

いきなり「何の話ですか?」となるかと思いますが、個人的にこの世で最も美しい犬種はアフガンハウンドだと思っています。

みなさん知ってますか、アフガンハウンド。

とりあえず、この動画を見てみてください。

アフガンハウンドの魅力がわかると思います。(わかってほしいです笑)

シルクのような長い被毛、すらりと伸びた手足、そして誇り高き顔つき。

気品と優雅さが漂う「犬界の貴族」です。

日本ではなかなか見ることは出来ません。

都会に住んでいるなら尚更です。

異常なまでに犬にアンテナを立てて街を歩いている僕ですらストリートでは2回ほどしか遭遇したことがない幻のポケモン的な存在。

ちなみにそのうちの1回は六本木ヒルズ周辺です。

アパホテルの元谷芙美子社長みたいなマダムが連れて歩いていました。

佇まいがカッコ良すぎて唖然と見惚れてました。(犬に。)

そして散歩がてら麻布台ヒルズのスターバックスに向かい、すぐにスマホでイギリス行きの航空券を買いました。

なぜか。

たくさんのアフガンハウンドを見るためです。

先ほど紹介したアフガンハウンドの動画は、イギリスのバーミンガムで毎年行われている世界最大のドッグショーCruftsの一部です。

参加する犬は2万匹以上、200種に及ぶ「犬の祭典」。

これに行けば美しいアフガンハウンドはもちろん、千差万別のイッヌたちに出会えます。

「よしっ、行こう」と思い立ってから30分でCruftsのチケットと航空券を買い、イギリス行きを確定させました。

一瞬でも自分の中に灯った熱量を逃さないために僕は基本的に即断即決です。

僕ら人間の脳は「やらなくてもいい理由」を探すプロで、ダメ人間製造機なので、時間が経てば経つほど熱量は冷めていきます。

なので人生をオモロくするためにはスピード感は必須です。

「グダグダ悩む前にとりあえずGOしてみる。」

これはビジネスでももちろん大事ですね。

例えば広告出稿するのをずっと渋っている人は多いですが、本当にもったいないなと思います。

スモールビジネスを立ち上げて4ヶ月で営業利益300万円を作ったFラン学生の子が知り合いでいますが、彼は事業構築1日目から広告を出稿していました。

とにかく最初は市場の反応をテストしてみて、反応が取れる当たりクリエティブを見つけたら、そこにバイトで稼いだお金を投下。

そこから生まれた利益、そしてクレカの限度額までを広告に投下して、爆速で利益を積み上げていました。

このノリが重要です。

テスト段階で上手くいかなくても、広告費はコントロールできるので赤字になるのは数万円です。

最悪バイトすれば余裕で払える。

で、色々なパターンでテストして上手くいきそうなら予算を増やせばいい。

そのまま上手くいけばハッピーですし、もし予算増やして上手くいかなくなったら最初に戻ればいい。

ハイリスクのようでローリスクです。

「じゃあGOしよ。」って言って、すぐやる人は商売人として上手くいっていますね。

本題に戻ります。

時を飛ばして、ロンドンのヒースロー空港着。

(5人分の荷物を2人で監視している様子)

色々あって、道中で出会った人たちと仲良くなりました。

上海経由のロンドン行きコースでしたが、上海への飛行機が遅延。

余裕で乗り継ぎに失敗しまして、12時間後の次のフライトに回されてしまいました。

乗り継ぎに失敗すると、航空会社のカウンターで色々対応してもらうのですが、僕がそのカウンターに辿り着くと、同じ境遇の日本人がすでに4名ほど。

声をかけてすぐに仲良くなりました。

中国の空港ってWi-Fiが全然繋がりませんし、繋がってもVPNを事前に用意していないと何もできないです。

中国にこんな長居するなんて予想していなかったので、みんなのスマホはオワコン同然。

「ネットは無ぇ、言葉は通じねぇ、やることねぇ」の吉幾三状態です。

それで一致団結しました。

打倒”暇”のパーティー結成です。

メンバー構成は、英国に移住する金髪女子高生とそのお母さん、旅行に来た女子大生、40代の英国在住主婦、と僕。

日頃の行いのおかげで圧倒的にハーレムです。

神様、ありがとう。

暇を打倒するために真っ先に思いついたのはラウンジに行くこと。

無料で中華料理を食べて、コーヒーとデザートを嗜もうと。

さすれば数時間は潰せるだろうと。

僕は世界中の空港ラウンジを無料で使えるプライオリティパスを持っているので、中国だとてラウンジに入ることができました。

プラチナ以上のランクのクレジットカードを契約していると、特典として無料付帯していることが多いです。

プライオリティパスを持たれている方の9割以上はこのパターンかと。

(最近デジタル化されたので、もうカードを持つ機会はなくなりそうです。)

僕のプライオリティパスを使い、同伴×4名でまずラウンジに行きました。

こういうときにプライオリティパスは非常に便利ですね。

ラウンジではビュッフェ形式の中華料理を楽しみつつ、互いの自己紹介を。

女子大生から女子高生、主婦の方と下の名前のみで自己紹介を始めたので、恋リアが始まったかと思いましたw

(オフラインラブかよ)

たわいもない話を数時間したところで、女子高生のお母さんと英国在住の主婦が疲れにより睡眠へ。

残った3人でひたすらに小学生の頃にしていた遊びをしました。

あっちむいてほい、指スマ、じゃーんけーんぽいぽいどっちだすの、バリアしたりビームするやつ、絵しりとり…

あのー。

「エモい。」の一言です。

あとは空港内を探検したり、謎の中華系お菓子を買って一緒に食べたりしてたら、一瞬でフライト時間に。

強制的にデジタルデトックスする形になりましたが、最高すぎました。

そしてイギリスまで飛びまして、空港からロンドン市内まで一緒に行き、LINE交換して、またの再会を誓いました。

昔のコミュ力が終わっていた時代だったら、ずっとぼっちだった可能性が高いので、コミュ力磨いてよかったなと思います。

あとは解釈力。

ネットが繋がらない中国での12時間が確定しても、”いかに楽しめるか”という方向に秒で切り替えました。

結果、素敵な出会いがあって、楽しい時間を過ごせました。

人生を喜劇にするか、悲劇にするか。

選ぶのは自分。

僕はこの人生を楽しみ尽くしたい。

なのでどんな状況や環境でもいかに楽しめるかを考えています。

だから楽しめます。

余談ですが、今回の飛行機は人生史上一番揺れました。

ジェットコースターかよと思いました。

なので頭の中ではずっとインディージョーンズのBGMを流し、冒険してる気分で楽しんでました。

まぁ主人公だからなんとかなるやろ精神です。

さて、そろそろ本筋の旅行記に入っていこうかと思います。

まだロンドンに着いただけでしたw

とりあえずホテルに荷物を置き、ストリートアート巡りの散歩です。

アーティストとしての活動もしているので、その研究。

バンクシー。

世界中のストリート・アーティストが集うリークストリートトンネル。

ついでにいろんなところも散歩しました。

イギリス発祥のバーバリーとロールスロイス。

ザ リッツ ロンドンとフォートナム&メイソン。

あと、おしゃれで個性的な人多いです、この街。

このおじさん、歩き方からカッコ良すぎました。

話変わりますが、英国の歩行者は「赤信号でも行けるなら行こう」マインドです。

ほんとみんなグイグイいくw

運転する側の方が怖いだろうなと思います。

ここら辺は東南アジアと似てますね。

夜は『MJ the Musical』へ。

世界最高のエンターテイナー、マイケル・ジャクソンの人生を題材にした舞台です。

爆音のオーケストラの生演奏×俳優のダンスと生歌。

マイケルジャクソンはそこにいました。

血湧き肉躍る体験。

有名曲のサビしか知らない人でも十分楽しめます。

特にスリラーが圧巻でした。

全身の鳥肌が立ちました。

おすすめofおすすめ。

次の日は本場のアフタヌーンティーを嗜みに。

アフタヌーンティーは19世紀にイギリス貴族の間で生まれた習慣で、昼食と夕食の間の小腹を満たすために紅茶と軽食を楽しむものとして広まったものです。

インスタ映えのためだけに行くところではございません、港区女子の皆様。

向かったのはHotel Cafe Royal。

ダイアナ妃、ウィンストン・チャーチル、エドワード8世、オスカー・ワイルドなどが常連だった5つ星ホテルです。

ホテルに足を踏み入れた瞬間から全てがハイクオリティー。

トイレの案内から接客に至るまで、全てが一流です。

日本円にして25,000円。

優雅な時間を過ごせました。

そして、そのまま歩いて、『レ・ミゼラブル』を上演しているソンドハイム・シアターへ。

会場の雰囲気から内容まで、全てが最高でした。

特にスーザンボイルがオーディションで歌った「I Dreamed a Dream」は圧巻。

自然と涙が落ちてきます。

『レ・ミゼラブル』とは日本語にすると、『あぁ、無情』。

タイトルから悲劇の物語なのかと想像してしまいますが、全く逆で「愛がなければ人生は空虚である」というメッセージを強く訴えかける作品です。

なぜ『レ・ミゼラブル』は時代を超えて評価されるのか?

それは観る人に希望を与える力があるから。

主人公のジャン・バルジャンは、決して派手なヒーローではないです。

しかし、本当に強く、優しく、生きることの意味を教えてくれる男。

だからこそ、彼は時代を超えて多くの人の心をつかみ続けます。

ぜひ観てみてください。

次の日は電車に乗って、第2の都市バーミンガムへ。

世界最大のドッグショーCruftsへ向かいます。

最寄駅から会場に歩くまでの間に多種多様な犬たちがいて、もう大興奮。

協会に登録されているほぼ全ての犬種がいました。

犬好きにとっての天国です。

↓タップして見てください、この可愛い白モフたち↓

そして、アフガンハウンド。

流石に貴族すぎるって。

丸2日、ただ犬だけを見ていましたw

好きなことなので、ただただ至福です。

そして、バーミンガムではリアルな英国生活を体験するために、少し田舎のAirbnbに宿泊。

普通に生活されている方の一軒家の一室です。

その国で暮らしている人の実生活を体験することも旅行の醍醐味だと思っているので、僕はAirbnbは積極的に使います。

ホテルだけじゃつまらない。

この物件はホストが優しすぎました。

また泊まりたい。

ってことでバーミンガムからロンドンに戻り、ユーロスターでパリへ。

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